
毎年5月になると、お母さんに何を贈ろうかと悩む方も多いですよね。
日本では5月の第2日曜日にカーネーションを贈るのが定番ですが、実は世界を見渡すと、母の日の日付も贈り物も国によって全く異なるんですね。
もしかしたら、海外に住む友人や家族に母の日のメッセージを送ろうとして、「あれ、日付が違う?」と驚いた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、世界各国の母の日の違いを詳しくご紹介していきます。
日付の違いや贈る花の種類、それぞれの国ならではの風習を知ることで、母の日への理解がきっと深まるはずですよね。
母の日は国によって日付も風習も大きく異なります
世界100カ国以上で祝われている母の日ですが、実は日付も贈り物も国ごとに全く異なるんですね。
日本やアメリカのように5月の第2日曜日としている国もあれば、イギリスのように移動祝日の国、韓国のように父の日と一緒に祝う国、タイのように王妃の誕生日を母の日とする国など、実に多様なんです。
贈る花も、日本ではカーネーションが主流ですが、オーストラリアでは菊、タイではジャスミンと、国の文化や歴史が色濃く反映されているんですね。
つまり、母の日は「世界共通の日」ではなく、それぞれの国が独自の形で母親への感謝を表現している記念日なんです。
なぜ母の日は国によって違うのでしょうか
発祥の経緯が国ごとに異なるから
母の日の違いが生まれる最も大きな理由は、それぞれの国での発祥や成立過程が異なるからなんですね。
現在最も一般的な5月第2日曜日の母の日は、1914年にアメリカで制定されたものです。
これはアン・ジャービスさんという女性が亡き母を追悼するために白いカーネーションを配ったことが起源で、ウィルソン大統領によって正式な記念日となりました。
一方、イギリスの「Mothering Sunday」は16世紀から続く古い風習で、キリスト教の四旬節に関連した移動祝日なんです。
このように、国によって母の日が生まれた背景や時期が全く異なるため、日付や風習も自然と違ってくるんですね。
宗教や文化的背景の影響を受けるから
宗教や王室制度、独自の文化も母の日の形に大きく影響しているんです。
イギリスやアイルランドでは、キリスト教のイースター(復活祭)に連動して日付が決まるため、毎年違う日になります。
タイでは8月12日が母の日とされていますが、これは前王妃の誕生日に由来しているんですね。
当日は国民が王妃を象徴する水色の服を着て、ジャスミンの花を贈るという独特の風習があります。
このように、各国の歴史や信仰、社会制度が母の日の在り方を形作っているんです。
近代化の過程でアメリカ式が広がったから
戦後、日本をはじめとする多くの国がアメリカ式の母の日を採用したことも、違いが生まれる一因なんですね。
日本では戦後の民主化の流れの中で、5月の第2日曜日とカーネーションを贈る習慣が定着しました。
中国や台湾でも比較的最近、同じようにアメリカ式の母の日が新しい風習として取り入れられつつあります。
しかし、すでに独自の母の日文化を持っていた国々は、そのまま伝統を守り続けているため、結果として世界中で多様な母の日が共存する形になったんですね。
世界各国の母の日の違いを具体的にご紹介します
アメリカ・日本・オーストラリア:5月第2日曜日グループ
アメリカ(発祥国)では、1914年に5月の第2日曜日が母の日として制定されました。
アン・ジャービスさんが亡き母を偲んで白いカーネーションを配ったことが始まりで、今でもカーネーションが定番の贈り物なんですね。
日本も戦後にこのアメリカ式を採用し、同じく5月の第2日曜日にカーネーションを贈る習慣が根付きました。
2026年の母の日は、日本もアメリカも5月10日になる予定です。
興味深いのがオーストラリアで、日付は同じ5月の第2日曜日なのですが、贈る花が菊なんです。
日本では菊はお墓に供える花のイメージが強いですが、オーストラリアでは母の日の定番として、ホテルの特別プランなどで大々的に扱われているんですね。
イギリス・アイルランド:移動祝日の「Mothering Sunday」
イギリスとアイルランドの母の日は「Mothering Sunday」と呼ばれ、イースター(復活祭)の3週間前の日曜日、つまり四旬節の第4日曜日になります。
そのため、毎年日付が変わる移動祝日なんですね。
この風習は16世紀から続いており、もともとは奉公に出た子どもたちが里帰りして母親にシムネルケーキという特別なケーキを贈る習慣があったそうです。
歴史的にはアメリカの母の日よりも古く、独自の伝統を持っているんですね。
フランス:5月最終日曜日(場合によっては6月)
フランスでは5月の最終日曜日が母の日とされています。
ただし、その日がキリスト教の精霊降臨節(ペンテコステ)と重なる場合は、6月の第1日曜日に移動するんですね。
フランスでは、カーネーションよりもエステギフトなど体験型のプレゼントが人気で、花を贈る習慣はそれほど強くないそうです。
同じヨーロッパでも、国によってこんなに違いがあるのは面白いですよね。
韓国:5月8日の「父母の日」
韓国の母の日は、5月8日の「父母の日(オボイナル)」として、父の日と一緒に祝われるんです。
母親だけでなく父親にも同時に感謝を伝えるという、他の国とは異なる独特のスタイルなんですね。
贈り物としてはカーネーションが主流ですが、現金や実用的なプレゼントを贈ることも一般的だそうです。
両親を同時に敬うという儒教文化の影響が感じられる風習かもしれませんね。
タイ:8月12日の王妃誕生日
タイの母の日は8月12日で、これは前王妃シリキット妃の誕生日なんですね。
この日、タイ国民は王妃を象徴する水色の服を着て街に出かけ、母親にジャスミンの花を贈ります。
王室と母の日が結びついている点が非常にユニークで、タイならではの文化が反映されているんですね。
その他の国々の多様性
他にも世界には様々な母の日があります。
- ノルウェー:2月の第2日曜日
- イスラエル:ユダヤ暦のシュバット月30日(変動)
- 中国・台湾:5月の第2日曜日(比較的新しい風習としてアメリカ式を採用)
このように、100カ国以上で祝われている母の日ですが、それぞれの国の事情に合わせた形で発展してきたんですね。
まとめ:母の日の違いから見える各国の文化
母の日は世界共通の記念日のように思えますが、実際には日付も贈り物も風習も国によって大きく異なるんですね。
アメリカ発祥の5月第2日曜日を採用する国が多い一方で、イギリスのように独自の歴史を持つ国、韓国のように父母を一緒に祝う国、タイのように王室と結びついた国など、実に多様です。
贈る花も、カーネーションだけでなく、菊やジャスミンなど国によって全く異なります。
これらの違いは、それぞれの国の歴史や宗教、文化が反映された結果なんですね。
2026年の母の日は、日本では5月10日になる予定ですが、世界中では様々な日に母親への感謝が表されることになります。
世界の母の日を知って、感謝の気持ちをもっと豊かに
母の日の違いを知ることで、きっとあなたの視野も広がったのではないでしょうか。
海外に住む友人や家族がいる方は、その国の母の日に合わせてメッセージを送ってみるのも素敵ですよね。
また、日本の母の日には、世界の贈り物のアイデアを参考にしてみるのもいいかもしれません。
フランスのようにエステギフトを贈ったり、オーストラリア風に菊の花束を選んでみたり、新しい感謝の伝え方を試してみるのも楽しいですよね。
大切なのは、形式ではなく、お母さんへの感謝の気持ちを伝えることです。
今年の母の日は、世界の風習も参考にしながら、あなたらしい感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。